当ブログでは、「私たちの生活に運用は関係している」とお伝えさせていただいています。
・社会人になると支払う年金は、運用されている。
・勤めている会社で、確定拠出年金が導入されている。
・勤め先の持株会 etc.
具体例を挙げるとキリがない程です。
国もNISA制度などを導入し、
「貯蓄から投資へ」
の流れを作っています。
その為、学校の授業でも勉強するようになってきているのでしょう。
しかし、このブログをご覧になっている先生や親御さんなど“大人の方”
ご自身が子供の頃、両親に
「貯金をしなさい」
と教わった方はいらっしゃると思いますが
「投資をしなさい」
こう教わった方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?
むしろ「投資なんて悪だ」と口酸っぱく言われてた方も、いるのではないでしょうか?
これからの時代、子供たちには
「知らないと損をする時代だから、金融教育が必要」
しかし何故、自分たちの世代は金融教育を受けなかったのか。
こんな疑問も、生まれてくると思います。
そこで今回の記事では
・なぜ先生・親御さんなどの”大人達”は、金融教育を受ける機会がなかったのか
僕なりに考察した事をベースにお伝えしていきます。
昔は貯金をしたら、10年で倍になった!?
こんな噂聞いたことありませんか?
「昔は貯金をしたら、10年で倍になったんだよ」
って…
もはや怪談、七不思議、都市伝説…
信じるか信じないかはあなた次第ですってレベルです。
でもこれは実際にあったことなんです。
しかもそんなに昔ではなく、1990年代初め頃。
銀行の定期預金の金利は7%程度ついていたんですね。
そりゃ銀行に入れて10年で倍になるなら、みんな銀行貯金をしますよ。
2021年現在のメガバンクの定期預金金利0.002%だと、倍になるのに36000年かかります。
(72の法則で、簡易的に計算しています。)
このように、時代的に投資よりも貯金が優勢だったので、投資を学ぶ必要が無かったのでしょう。
では、当時の”投資”には、どんな取引があったのでしょうか?
商品先物で損をした世代
皆さんは
“あずき相場”
って聞いたことありますか?
これは、商品先物取引という投資の一種になります。
(先物に関しては、かなり先のカリキュラムで触ります。ここでは、そんなのがあったんだというくらいで大丈夫です。)
そしてこの商品先物取引、投資の他に実際の商売などに使われる事も非常に多い取引になります。
例えば、ガソリンなどの値段が変わりやすい物などですね。
その為、非常に有用性がある取引なのですが・・・
これでたくさん儲けようと思うと、一攫千金のような取引が出来も出来ちゃいます。
漫画の「ナニワ金融道」なんかでも、たまに書いてありますね。
一攫千金のような取引を狙うと、当然リスクも大きくなります。
これで、大損をこいた人が多い時代でもあったわけです。
その影響で
あずき相場=損をする
相場=投資
投資=損をするというロジカルが出来上がってしまったことも要因でしょう。
まとめ:投資は損をして、銀行は倍になる時代
今回の記事では、
・大人達は、金融教育を受ける機会がなかったのか
これを僕なりに考察した事をお伝えしました。
貯金は、
銀行の定期預金金利が7%程度ついて、10年程度で約2倍になった
投資は、
あずき相場などで、大損をしてしまった人も多かった。
このように、“投資は損をして銀行は倍になる時代”といっても良いような流れだったのです。
投資は損をしてという部分は、金融リテラシーの低さがもたらした結果だと思います。
しかし、もう一つの選択肢、“貯金で倍になる時代”
投資を勉強しようと思わないのも、うなずけます。
主にこの二つの要因から、今までは親からは「貯金をしなさい」と教えられてしまう事になってしまったのでしょう。
自分は教える側なのに、なぜ自分は教えられてこなかった(逆のことを教えられてきた)のか。
ここを考えると、指導する側としてもより理解が深まると思いますので、おススメです。
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