経済ニュースを見たり、株・投資の勉強をしようと思っていると、よくこんなグラフを目にしませんか?
このグラフを私たちは「(株価)チャート」と呼んでいます。
・全体が右肩上がり=株価上昇
・全体が右肩下がり=株価下落
このような印象は抱くことが出来ます。
しかし、グラフを形成している1本1本の棒
これの意味をご存知の方は、少ないのではないでしょうか?
この1本1本の棒を、ローソク足と呼びます。
今回の記事では、
・ローソク足の基本・種類・読み方
・株式以外で、どんな時に使われているか
を解説します。
覚える事も少なく非常に簡単ですが、基礎基本の為覚えていないと困ってしまいます。
「グラフを見たことが無い」
「グラフの意味までは知らない」
そんな方は、是非こちらの記事をご参照ください。
チャートを構成している”ローソク足”
株式や投資の世界でよく使われる「チャート」
チャートは、複数のローソク足で構成されています。
まずは基本として
・右肩上がり=株価上昇
・右肩下がり=株価下落
というイメージは持ちましょう。
チャートはローソク足で構成されていて、「株価がどのような動きをしながら上がっているor下がっている」かが分かるグラフなのです。
ローソク足には、3種類ある
このローソク足、よく見ると色が2種類ある事が分かります。
・陽線(ようせん)
・陰線(いんせん)
と呼びます。
・寄引同時線(よりひけどうじせん)
というものもあります。
この3つを覚える事が、ローソク足の見方の基本となります。
一つずつ、見ていきましょう!
陽線
まずは、陽線からです。
陽線は、その「期間」の株価の終値が始値より高かった場合に使います。
始値<終値
の「期間」のローソク足です。
陽線の4本値の読み方は、こうなります。
陰線
次に、陰線です。
陰線は、その「期間」の終値が始値より低かった場合に使います。
始値>終値
の「期間」のローソク足です。
陰線の4本値の読み方は、こうなります。
寄引同時線
最後に、寄引同時線(よりひけどうじせん)です。
寄引同時線は、その「期間」の始値と終値が同じ場合に使います。
始値=終値
の「期間」のローソク足です。
寄引同時線の4本値の読み方は、こうなります。
ヒゲ
陽線、陰線、寄引同時線の3種類で、高値と安値で棒がちょこんと飛び出ている部分があったと思います。
それを「ヒゲ」と呼びます。
・上ヒゲ(うわひげ)
・下ヒゲ(したひげ)
と使い分けもします。
上ヒゲ
下ヒゲ
これは見た目から覚えやすい文言です。
ローソク足の期間
ローソク足の1本1本は、表す「期間」によって使い分ける事が出来る便利な性質があります。
分単位に設定・・・「分足(ふんあし)」
時間単位に設定・・・「時間(じかんあし)」
日単位に設定・・・「日足(ひあし)」
週単位に設定・・・「週足(しゅうあし)」
月単位に設定・・・「月足(つきあし)」
年単位に設定・・・「年足(ねんあし)」
例)
・日足は、その日1日の4本値をローソク足で表す
株式以外でチャートが使われる場面
ローソク足に関しては、株式以外でも使われることが多いです。
・仮想通貨
・為替(FX)
4本値が付けられるものであれば、ローソク足で表すことが出来ます。
まとめ:投資の基本はローソク足チャート
今回の記事では、
・ローソク足の基本・種類・読み方
・株式以外で、どんな時に使われているか
を解説しました。
・陽線
・陰線
・寄引同時線
と3種類ある。
・4本値を表している
・設定した期間によって、使い分ける事が出来る
これらをしっかり押さえておくようにしましょう!
今回解説したローソク足は、テクニカル分析でチャートを見る際には、必須な知識です。
是非、覚えておきましょう!
また、仮想通貨などをやっている方は、折れ線グラフなどで取引をしている方もいらっしゃると思います。
折れ線グラフでは、値動きを分析する「テクニカル分析」は非常にやりにくいです。
注意しましょう!
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