10分で簡単復習!なぜ高校生が資産形成を勉強するのか?[第一章まとめ]

第一章:何故運用を勉強するのか?
この記事は約9分で読めます。

第一章では、「何故運用を勉強するのか?」についてお話ししました。

いきなり学校で資産運用の勉強が始まると言われても、「なんでいきなり?どうして?どんなことを勉強するの?」と、生徒だけではなく先生、ご両親もはてなマークが出てしまいますからね。

ということでこの第一章を、具体的な資産運用に入る前の準備運動として、使っていただけたらと思います。

こちらの記事では、第一章をハイライト的にまとめたので、軽く確認したいときにご活用ください。

なぜ運用の勉強をするのか-「知っていると得」ではなく「知らないと損」の時代

「お金・資産運用なんて知らない」
「関係ない」
「興味がない」

勉強というのは、「自分に関係がない」&「興味がない分野」だと、全く頭に入ってきません。

しかし毎日の生活の中では、お買い物や家賃光熱費お給料税金年金おこづかい奨学金ローンetc.

とお金とは日々関わってきます。

また社会人になると、老後資金を自分で運用する「確定拠出年金」「ideco」などで、半ば強制的に運用商品に触れる事になります。

国民全員が納める「年金」は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF:ジーピーアイエフ)によって株式や債券などで運用されています。

 

お金や資産運用はスポーツ選手だろうがアーティスト、サラリーマン、主婦だろうが、「関係ない」から「気付かないうちに、自然と関係している」になり、お金持ちが「知っていると得」から全員が「知らないと損」という時代になりました。

 

「身(お金)を守る為に勉強する」というのが、資産運用を授業で行う一つの理由でしょう。

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高校生が資産運用を勉強する理由-「知っていると得」ではなく「知らないと損」の時代
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私たちが将来もらう年金も、国が運用している!?得しているの?損しているの?

払っているけど、なんだか損な気がする年金。

年金の仕組み上、少子高齢化と人の長寿命化で、納める人より受け取る人が多くなっているから、損な気がしてしまうんですね。

しかしそんな年金も、頑張って運用されているんです。

運用しているのは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF:ジーピーアイエフ)という機関。

2001年度から、株や債券などを組み合わせて運用し始めて、なんと年率+3.09%で、累積収益額+74.9兆円!
(引用:年金積立金管理運用独立行政法人 https://www.gpif.go.jp/)

かなり良いパフォーマンスです。

良いパフォーマンスといっても、たくさんリスクを取っている訳ではありません。
他の様々な運用に比べて、リスクを抑えるような運用を行っているんです。

どんな方法かというと、バランスの良い配分を決めて、世界中の株と債券を全部買っているんです。

何故そんな運用なのかというと、世界中の人口がこれから増えていく予測が出ているから。

人口が増えれば、その分経済活動が行われて経済も成長する。
世界中の資産を買う事で、世界の成長に沿うような自然な上昇を享受しましょうという運用手法です。

・そんなリスクを抑えた運用でも、銀行の定期金利(メガバンクだと0.002%)より全然良いパフォーマンスが上がっている。
・年金はこんな形で運用されています。
・資産運用は、みんなに関係がある事ですね。

この3点を覚えておくとよいです。

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年金2000万円問題~65歳になるころに2000万円持っていないと…

2019年にニュースで取り上げられて話題になった、「年金2000万円問題」

内容は、

「人生100年時代」の現代社会。
老後の生活を30年送るには、年金をもらうことに加えて2000万円が必要というニュースでした。

記事の方では、定年時に2000万円を用意するための貯金と運用のシミュレーションも行いました。

貯金はメガバンクの定期預金金利0.002%
運用はリスクが抑えられた年金の運用結果の3.09%
この利率を例に使って計算したところ

毎月の積立額に、これだけ差が生まれるという結果になりました。

みなさん老後資金のように大きなお金がかかることには、基本的に”貯金”でカバーと考えていると思います。

もちろんそれも正解でしょう。

しかし、
・運用という選択肢を知らないで貯金をする
・運用という選択肢を知っていて、あえて貯金をする
では、大きな違いがあるため、学生の選択肢を広げてあげるということも大切でしょう。

この内容を生徒に指導するかどうかは別ですが、先生や親御さんはこの「年金2000万円問題」の概要だけでも知っておくべき!

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あなたは「年金2000万円問題」って聞いたことありますか? 結構ニュースになったので、ご存知の方も多いと思います。 すごく簡単に説明すると… 2019年の6月3日に、金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における...

親からは「貯金をしなさい」と教えられてしまう訳

皆様の生活に、運用は関係している。

しかし、これを見てくださっている先生・親御さんは、ご自身が子供の頃

親に「貯金をしなさい!」と教えられてきたと思います。
ではなぜ「投資をしなさい!」と教わってこなかったのか。
むしろ「投資なんて悪だ!」と教わってきた方も多いのではないでしょうか?

その理由は2つあります。

1つ目は、御覧になっている先生・親御さんのご両親が現役だった頃、日本では”貯金をしたら、10年で約2倍”になっていたから。

1990年代初め頃、銀行の定期預金の金利は7%程度ついていた為です。

銀行に10年入れて2倍になるなら、銀行で貯金をするのは当たり前です。
そんな時代だったからですね。

2つ目は、投資=博打というイメージが強かったから。

商品先物取引で”あずき相場”というものがあり、これで大損をこいた人が多い時代がありました。

その為、
あずき相場=損をする
あずき相場=投資
投資=損をする
というロジカルが出来上がってしまったことも一因でしょう。

この2つの理由から、昔は「投資は損をして、貯金は倍になる時代」でした。

そうなると、昔の方は子供に「貯金をしなさい」と教えていたのもうなずけます。
教える側に立った自分は、なぜ今まで教えられてこなかった(逆のことを教えられてきた)のか。

ここを理解すると、指導する側としても理解が深まると思います。

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親からは「貯金をしなさい」と教えられてしまう訳
「私たちの生活に運用は関係している」とお話ししました。 しかし、このブログをご覧になっている先生・お父さんお母さん方。 ご自身が子供の頃、両親に 「貯金をしなさい」 と教わった方はいらっしゃると思いますが ...

アインシュタインも絶賛!複利効果~あなたの資産を2倍にする計算72の法則

一般相対性理論を提唱した天才物理学者『アルベルト・アインシュタイン』

彼が「人類最大の発見」と呼んだものは、資産運用の基礎ともいえる知識でした。
その名も「複利効果」

どんなものかというと、わかりやすく例えるならば“雪だるま”

雪をころころ転がすと、どんどん大きくなっていきます。
これが分かりやすい複利効果でした。

複利と単利何が違うのかというと、毎年増える利率に応じたお金が
・元本にプラスされて雪だるまのように増えていく(複利)
・元本にプラスされず、払い出されていく(単利)
という部分です。

これが資産運用の基礎であり、肝といえる部分になります。

そしてここでは計算方法もご紹介しました。

資産を2倍にする複利の計算「72の法則」です。

72÷利率=2倍になる年数

この数式で複利運用において、何年間で資金を2倍にしたいか希望年数を決め、その為には何%の金利が必要なのかを計算で求める事が出来ます。

他にもこちらでは、単利の計算100の法則、3倍複利の115の法則も紹介しています。

資産運用を上手に行うためには、若いうちから勉強しておくこと。
そうすることで、複利効果という武器を手に入れることが出来ます。

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アインシュタインも絶賛!複利効果~あなたの資産を2倍にする計算72の法則
アルベルト・アインシュタイン 皆さんご存知ですか? 一般相対性理論を提唱した物理学者で有名です。 (僕は物理学に関しては、まったくわかりません。笑) 天才物理学者のアインシュタイン その彼が「人類最大の発明」と呼んだのは、...

 

人生の3大費用ー住宅費用・教育費用・老後費用

人生の3大費用と言われる、「住宅費用」「教育費用」「老後費用」

調査では、ご存じない方が多かったようでしたね。

住宅費用に関しては、
建売住宅の平均購入価格は約3,340万円
マンションの平均購入価格は約4,350万円
(住宅金融支援機構「2017年度フラット35利用者調査」より)
教育費用に関しては、
幼稚園から高校まで公立に通って大学だけ私立に言った場合、約1049万円
(文部科学省「子供の学習費調査(平成28年度)」、「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」より )
老後費用に関して実際に計算してみたところ、2088万円

このようなデータが出そろいましたね。

何でいくらくらいかかるか分かっていれば、ある程度「計画的に困らずに人生を送る為の第一歩」になる。

その為、授業では
・3大費用の種類(住宅費用・教育費用・老後費用)
・それぞれどのくらいの費用がかかるのか?
・知っておくとお得な制度が存在する
大きな枠で、この3点は抑えておくことが良いと思います。

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人生の3大費用って何?~正答率50%以下の金融知識
皆さん、「人生の3大費用」もしくは「人生の3大出費」って聞いたことありますか? この中から3つ選んでみてください。 1.介護費用 2.住宅費用 3.自動車費用 4.教育費用 5.老後費用 6.医療費用 このような金融リテ...

資産運用を勉強すると、○○が身につく!

資産運用について学習すると、運用、お金、経済などの知識は身に付きます。
しかしそれ以外でも、人生において大切な能力”シナリオを立てる能力”が身に付きます。

「もし〇〇になったら△△になる」と考える能力ですね。

この能力は、資産運用の場面でも、投資顧問会社(投資のプロの情報屋さん)などでも頻繁に使われています。

また実生活でも、進学か就職かなどの大きな選択をする時、後悔をしてしまう選択肢を選ぶ可能性が低くなるでしょう。

資産運用を勉強することで、人生にとっても大切な能力が身に付きます。

もっと詳しく復習したい!という方は、コチラからどうぞ!

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資産運用について学習すると、どんな力が身につくと思いますか? もちろん、 ・運用の知識 ・お金の知識 ・経済の知識 などは身につきます。 しかし、それ以外にもとても大事な能力も身につくのです。 その能力は、"シ...

高校での資産運用の勉強は、今後の人生の為に”今”しておかなけらばならない

第一章では、何故いま資産運用の勉強をしなければならないのかを中心に、お話をしました。

いきなり学校で教えるといわれても、大変なのは先生や親御さんです。
日本では、資産運用について携わってこなかった人の方が圧倒的に多いですからね。

この第一章をすべて見て頂くことで、いきなり株や債券などの詳細について勉強するよりも、腹落ちしやすくなっているはずです。

「これからの人は、自分の老後資金は自分で用意しましょう」というのが授業でやる大筋の意図だと思います。

しかしもう一つ「資産運用は案外自分の身近にあり、勉強をすることで人生においても役に立つ」
これも高校生に授業を通して伝える本質の一つだと思います。

当ブログをご覧になっている先生や親御さんは、これらの意図を持って教えていただくと、高校生の将来にとって素晴らしい学びになると感じています。

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