皆さんは、資産形成などで投資対象になる「債券」ご存知ですか?
聞いた事が無い方も、多いのではないでしょうか?
なんとなく響きからして、「借金かな?」って感じがしませんか?笑
債務の“債”の字ですからね。
実は、債券=借金で合っています!
「借金と資産形成って、なんの関係があるの?」
と思う方もいるでしょう。
実は資産形成や投資の世界では、この”借金”に投資をする事が出来るのです!
しかも、この借金への投資は、比較的にリスクが低い事が多いです。
そんな資産形成などで株式と並ぶ投資対象になる”債券”を第三章では解説していきます。
まず初めに今回の記事では、
・債券とは何か
・株式との違い
について紹介していきます。
資産形成・投資において基礎になる1つです。
しっかり覚えておきましょう。
債券とは何か
債券を簡単に説明すると、発行元が投資家から“資金調達(借金)をする際に発行する有価証券”の事です。
発行元は、国や地方自治体、企業など多岐にわたります。
債券を買う=お金を貸す
という事になります。
債券には満期が定められていて、発行元が破綻していなければ、利子がついてお金が返ってくるという流れです。
債券は途中で売却が出来るものがある
債券とは、借金の貸し手と借り手の関係と同じと説明しました。
しかし投資家側(貸し手側)から見ると、少し特殊な面もあるのです。
どんな面かというと、ほとんどの債券は途中売却・途中換金が出来るという事。
債券によってルールは異なりますが、基本的に売却する際は時価での売却になります。
これを債券価格と言います。
債券を買い付けるパターンは2通り
投資家側が債券を買い付けるパターンは、2通りあります。
また非常にめんどくさい事に、支払う金額の計算方法も違ったりします。
以下の債券の利益の出し方の記事を見ていただくと、金額の計算方法も理解することが出来ます!
この記事では、債券には買い付けるパターンが2通りあるんだ!という事を覚えましょう。
企業にとって「株式」との違いは、”返さなければいけないお金”
株式と債券。
どちらも企業が資金調達をする際に使う方法です。
どちらも基本的には途中で売却も出来ますし
「違いはあるの?」
という疑問が湧いてくる方もいると思います。
「出資」か「負債」か
「返さなくて良いお金」か、「返さなければいけないお金」か
という部分です。
イメージがつきやすいように、投資家側の目線に立った利益の出し方と絡めて話すと
株式を現金化する手段は、基本的に自分の意思で売却するしかないです。
債券を現金化する手段は、途中売却する他に、自動的に現金化される”償還(≒満期)”という制度があります。
これはすなわち、
債券は償還がある=企業にとって債券で調達した資金は、返済の義務がある。
というように考える事が出来ます。
この返済の義務の有無が、企業にとっての「株式」と「債券」の大きな違いになります。
これにより、「株式も返済の義務があるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかしこれは、債券等の負債を返した後の話になります。
簡単に言うと、企業が破綻した後のお金の請求には、優先順位があるという事です。
まとめ:債券とは、返済義務がある資金調達の手段
今回の記事では、
・債券とは何か
・株式との違い
について紹介しました。
発行元は、国や地方自治体、企業など。
また、債券価格が付いている為、ほとんどの場合で途中売却・途中換金が出来る。
・発行されるタイミングで買う“新発債”
・すでに発行されている物を市場で買い付ける“既発債”
の2パターンがある。
まとめると、このような内容になります。
第三章から紹介していく債券。
企業の資金調達の手段の1つで、文字通り借金(負債)の事でした。
債券は少し複雑な内容の部分もありますが、今後学んでいく高校生向けの授業のメインになるであろう「投資信託」に深く関わってくる商品の1つです。
是非覚えていただけたらと思います♪
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