不動産の一口オーナー!不動産投資信託J-REITって一体何?

⑤ETF・REITの基本
この記事は約5分で読めます。

株式の様に取引が出来る上場投資信託。

ETFの他にも、商品があります。

今回の記事で紹介するのは、REIT(リート)」という商品です。

 

この商品は、一言でいうと

「株式に投資するように、不動産に投資が出来る」

という商品です。

「不動産投資信託証券」とも言います。

 

日本に上場しているREITをJ-REITといいますが、ETFと同じように日本銀行が購入しています。

その為実際の授業では、ETFと一緒のタイミングで教える事になると思います。

 

という訳で今回の記事では
・不動産投資信託証券(REIT)とは何か?
について、解説していこうと思います。

こちらの記事は、ETFの記事を閲覧してから見ていただくと、理解が深まります。

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不動産投資信託証券(REIT)とは

REITの正式名称は、「Real Estate Investment Trust」

この頭文字を取って、「REIT」と呼ばれます。

その中でも日本のREITは、「J-REIT(ジェーリート)」と呼ばれます。

 

J-REITを一言で言うと、

「不動産の一口オーナー」です。

 

一般的な投資信託やETFは、資金を使って「株式」「債券」などを買付けて運用することが多いです。
※下段で説明しますが、「REIT」に投資をする投資信託やETFもあります。

しかしJ-REITは、皆さんから集めた資金で沢山の“不動産”自体を買っています。

その不動産から得た「賃貸収入」や「不動産の売却益」から費用等を抜いて、皆さんに分配するというのがJ-REIT仕組みです。

そんなJ-REITも、ETFや株式と同じようにリアルタイムで値段が動いて、株式と同じ注文の仕方で取引市場で買う事が出来ます。
※もちろん、4桁の銘柄コードもついています。

 

通常、不動産は頻繁に売ったり買ったり出来ませんし、膨大な資金が必要です。

REITは、そんな不動産の弱点と言える部分をカバー出来る運用商品と言えますね。

購入単位は、口数

J-REITの購入単位は、ETFと同じく「口数」です。

最低購入口数は商品によって決まっていますが、現在上場しているJ-REITは最低購入口数が1口となっています。

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REITの運用会社は、皆さんがご存知な会社も!

J-REITには、運用会社(投資先)は、どんな銘柄があるか一部見てみましょう。

8961 森トラスト総合リート投資法人
8975 いちごオフィスリート投資法人
3234 森ヒルズリート投資法人
3287 星野リゾート・リート投資法人
3309 積水ハウス・リート投資法人
3472 大江戸温泉リート投資法人
3478 森トラスト・ホテルリート投資法人

このように、馴染みがある名前が結構ありますね。

 

そして、ETFの名称とREITの名称には、違いがあるのはお気づきでしょうか?

ex)ETFの銘柄名
1306 TOPIX ETF
1321 日経225ETF
1591 JPX日経400ETF
1480 企業価値ETF
2518 日本株女性活躍ETF

 

ETFの名称は、このように指数になっています。
※「指数」と言うのは、TOPIXや日経平均など事です。
指数の計算方法は、指数によって異なります。

対してJ-REITは、○○投資法人などの名称がついています。

これは、投資信託の形態の違いとなります。

ETFは、契約型の投資信託
J-REITは、会社型の投資信託

 

日本の投資信託は、一般的に契約型の投資信託が主流になっています。

合わせて覚えておきましょう。

REIT ETFという商品も!

REITと似ている金融商品には、「REIT ETF」という商品もあります。

これは、「REITに投資をして運用をしている、ETF」です。

REITなのかETFなのかこんがらがってしまいそうですが、「ETF」の一つです!
商品名の具体例を挙げると、
[REIT]
8961 森トラスト総合リート投資法人
[REIT ETF]
2555 東証REIT ETF
などです。

 

東証REIT指数などの「指数」に連動することを目標にするなど、「REIT」という金融商品に分散投資が出来るETFという訳です。

こんがらがってしまいそうですが、具体例を見ると違いが分かると思います!
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まとめ:REITは、馴染みがあると

今回の記事では、
・不動産投資信託証券(REIT)とは何か?
について解説しました。

J-REITとは、ETFや株式と同じくリアルタイムで値段が動き、同じ注文方法で取引市場で購入が出来る金融商品。
4桁の銘柄コードも付いている。
購入単位は「口数」。最低購入口数は現在上場しているJ-REITは1口。
J-REITは会社型の投資信託で、なじみのある不動産の名前が付いていたりする。
REIT ETFという、「REITで運用しているETF」もある。

REITの概要をまとめると、このようになります。

 

通常、不動産に投資をして運用をしようとすると
・資金力
・頻繁な売り買いが難しい(流動性が低い)
に関して、障壁があります。

しかしREITを使う事によって、少ない資金で分散して投資が出来て、流動性も確保できます。

 

まさに「不動産の一口オーナー」と言える商品です。

 

日銀が買っている事もありますし、授業ではETFと一緒に教える事になると思います。

是非、この記事で解説している内容を覚えておいてください。

 

また、ETFと同様REITの運用や仕組みを細かく知りたい方は、[金融リテラシ―向上]というカテゴリーで解説していきます。

もし興味があったら、見てみてください。

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