資産形成や投資において「利益を出す」という事は、非常に大切なポイントになります。
そして一言で「利益を出す」と言っても、利益の出し方は数パターンに分かれます。
投資の基礎と言える「株式」であれば、
・売買益を得る
【インカムゲイン】
・配当金を得る
・株主優待を得る
このように、2種類で3つの利益を得ることが出来るのです。
「どれがどんな種類の利益か・・・」
この部分をしっかり押さえておくことは、非常に大切な事でしょう。
という訳で今回の記事では、
・株式で得ることが出来る2種類で3つの利益
を解説していきます。
授業でも、このように”利益の出し方”とカテゴライズして指導する事はおススメです!
株と言えば”キャピタルゲイン”
まず1種類目は、キャピタルゲインです。
これは、株式についている“株価”という値段を使い
「安く買って、高く売る」
という売買差益を得る利益の出し方です。
株価が100円の会社を買い、110円になったら売る。
そうすると1株当たり10円儲かります。
このように、株価の上げ下げを利用して利益を出していく行為を、「キャピタルゲインを得る」と言います。
株を保有していると得る事が出来る”インカムゲイン
2種類目は、インカムゲインです。
これは、株式を保有していると得る事が出来る利益になります。
・配当金
・株主優待
の2つです。
それぞれ見ていきましょう!
銀行の利息のイメージ”配当金”
インカムゲインの一つ目として、配当金の説明をします。
配当金とは、会社が生み出した利益の一部を、株主に還元する制度の事です。
「権利確定日」という日に株式を保有していると、配当金を出している会社の場合は受け取ることが出来ます。
株主(=株式を保有している状態)は、企業のオーナーだから。
企業は、株主が出資してくれたお金を使って商売をしている為、その利益を株主に支払う事があるのです。
配当金は、1株当たり10円などという出し方をします。
その為受け取ることが出来る金額は、【所有している株数×1株当たりの配当金の金額】です。
※税金は考慮していません。
【1株当たりの年間配当金÷現在の株価×100】
コチラの計算式で算出された数字です。
配当が10円で株価が1,000円であれば、配当利回りは1%です。
お得なサービス”株主優待”
インカムゲインの二つ目として、株主優待の説明をします。
株主優待とは、自社のサービスや商品券などを、株主に還元する制度の事です。
「権利確定日」に株式を保有していると、株主優待を出している会社の場合は受け取ることが出来ます。
ただ、株主優待は“現金では無い”という事。
企業としては、配当金より株主優待の方が出しやすいですね。
まとめ:3つの利益は、表裏一体
今回の記事では、
・株式で得ることが出来る2種類で3つの利益
を解説しました。
・キャピタルゲイン
・インカムゲイン
「株価が安い時に買って、高い時に売る」などの“売買差益”
・株式を保有していると得ることが出来る”お金”
→配当金
・株式を保有していると得ることが出来る”サービスや商品”
→株主優待
まとめると、株式では基本的に、これらの2種類で3つの利益を上げることが出来ます。
インカムゲインは、株主への利益の還元という事で「株主還元」とも言います。
株主還元によって株価も上下するので、すべての利益は表裏一体に繋がっています。
基本的にこの3つの言い回しや意味は、覚えておきましょう。
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